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素敵な間取りって?

間取りと
インテリア

素敵な間取りって?

建築家が語る

「住み心地のいい家を建てる」2

スペースラボの設計アドバイザー

建築家 石澤孝之

 

建築家 石澤孝之

間取りを考える時に大切なことは?

2つあります。1つはゾーニングのところでもお話ししましたが、土地の形。光も風もどこからでも採れる場合は例外ですが、普通は土地の形状に合わせて光や風をどう取り入れるかが勝負になります。光と風を十分に取り入れた快適な家を考慮した場合に、これしかない、という間取りが必ず存在します。

もう1つは家族構成とライフスタイルです。家族の成長と変化、そしてどういう風に生活したいかという、全員の希望を汲み取った上でプランを考えることが大切です。

十分な採光・採風プラス、家族構成やライフスタイル、その両輪がうまくかみ合った間取りが、そのご家族にとって最もよいものだと言えるでしょう。

  間取りを考える時に大切なことは

間取りプランは何パターンでも作ることができるの?

建築業界ではよく「お客様の気が済むまで、何度でもプランニングします」ということを打ち出している会社もあるようですね。しかし私は賛成できません。敷地が決まっている限り、その土地で快適に暮らすためのベストな間取りを見つけるのが先決であり、それが3つも4つも存在すること自体がおかしいと思うからです。第一それではベスト、とは言えません(笑)。

また、一般の方は間取りをどうしても平面でとらえがちですが、私達は立体的に見ています。その視点でアドバイスするのが私達プロの責任。「お客様の言う通りにしたのだから、部屋が真っ暗でも仕方がない」といった理屈は通用しません。

お客様にとって、これがベストなプランだという自信と責任を持って提案し、お客様が「こうしたい」とおっしゃったことについては、なぜそうしたいのかを確かめて、その希望と居住性の両方を満たすプランを考える。それがプロというものだと、私自身は思っています。

そういう意味では、言い方は悪いかもしれませんが、素人であるお客様の言いなりになって、間取りプランを何度も考えてくる会社よりも、まず提案があり、なぜそうするのかを丁寧にわかりやすく説明してくれる会社の方が、信頼に値すると思います。

  間取りプランのパターン数

お任せにする、自分で考える・・どちらがいい?

お客様が考えた間取りは、私達にとって、住まいに何を求めておられるのかを知るための、重要なヒントになります。ですから、間取りを作ってくださることも、希望を伝えてくださることも大歓迎です。むしろ、そうでないと困るくらいです。ただ、自分で作った間取りにこだわりすぎて、柔軟な発想ができなくなるのも考えもの。そのあたりは、お互いの信頼関係でしょうね。

こんなことがありました

その方は鰻の寝床のように間口が狭くて奥行きのある土地に家を建てようとしていました。最初ハウスメーカーに行ったそうで、図面も持っておられました。そこでは、3階建の2階部分にキッチンとリビングを持ってくるという計画だったのですが、同じフロアにトイレと浴室も作りたいと希望されていたので、家族が集まるスペースが何とも狭いものになっていたのです。

その方から相談を受け、トイレと浴室を1階に移し、寝室と子供部屋のある3階にもトイレを作ることを提案しました。一般にはこの方のように、家族が集まるフロアにトイレを作ろうとされることが多いのですが、実生活の上では、帰ってきてすぐに行けるよう1階にトイレ、そして夜に起きる時や病気で寝ている時のために、寝室のある3階にトイレというのは、なかなか便利なものです。反対に2階に居る時は、起きて活動しているわけですから、1階や3階のトイレに行くのも苦にはならないはずです。

 

スペースラボ提案間取り

こうして書いてみると簡単なことなのですが、煮詰まっている時には、こんな簡単な発想の転換も難しい時があります。最初のハウスメーカーでは、お客様の希望に合わせようとしたことはある意味誠実と言えますが、住んでみて「狭いなあ」とお客様が毎日思うようなプランは、やはり出すべきではないと思います。家を建てた後のその方の暮らしを、本当に思いやっているのかどうかが、やはり肝心ではないでしょうか。私はそう思っています。

次は「家具・雑貨・小物…ディテールで家は変わる」

 

 

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